精神的遺伝 強い家系はあるの?

精神的に強い家系はあるの?と思ったことはありませんか? 精神的に落ち込んでいることを親に話すとうちの家系には精神的に弱い奴はいないと言われた人がいました。

精神的に強い家系はあるのか?について詳しくお伝えします。

精神的遺伝 強い家系はあるの?

そもそも精神的に強いという考えが間違いです。

人間は基本的に精神的に弱い生き物です。 もし精神的に強ければ誰もがオリンピック選手になっていることでしょう。 

オリンピックの選手ですら落ち込んで鬱になったりします。

そもそも精神的に強いとかメンタルが強いという考え自体が間違いです。

精神科医の樺沢先生は「 レジリエンス」(対応能力)が大事だと話されています。

ストレスがかかった時にスルーできたり、 うまく交わしたりストレスを真に受けない( パンチを受けないイメージ)です。

避けたり回したりできる器用さの違いです。

例えばブラック企業に5年勤めても平気な人もいれば、3ヶ月務めるだけで鬱になる人もいます。

私は3ヶ月と努めるだけでも鬱になるタイプです。

なので沢山、 転職しています。 振り返ってみれば私は打たれ弱かったから転職してたんだというのが、わかったので気が楽になりました。

ここで言えることはその時に私が裂けたりスルーしたりできる器用さがあれば転職の回数は少なかったでしょう。

なので遺伝などによるものではなく、 後天的な対応能力のトレーニングによって養われるものだと思われます。

遺伝は生まれた時の状態で全てが決まることです。

そんなことはないと思うと樺沢先生が話されています。

例えばチャレンジして失敗した経験が一度もない人が 大人になって初めて大失敗した時に全く落ち込まない状態がありえる?のかということです。

それはあり得るはずがないのではないのでしょうか。

だから遺伝で全てが決まることはないと言えるでしょう。

多少の傾向性は遺伝するが、 後天的に勝ち得る能力環境による影響の方が大部分だというのが樺沢先生の考えです。

ある種、遺伝をほぼ否定してもいいと言われています。 

 

遺伝子は受け継がれてもそれが発言するとは限りません。

それはその人の行動や後天的な環境によって遺伝子が発現するしないか決まります。

例えば音楽的に素晴らしい遺伝子を持っていたとしても音楽に触れる機会が無ければその遺伝子は発言しないです。

オリンピックの短距離走に向いている遺伝子が発見されています。

ですが、その人が短距離走をやっていなければ遺伝子の良さを発揮することはないわけです。

樺沢先生は遺伝というものは否定はしないが、環境要因の方がはるかに影響が大きいと考えておられます。 

不安障害は遺伝するのか?私の娘は不安障害だがそれは遺伝なのか

私と娘は2歳半で生き別れになっており二十歳を過ぎて再会をしました。娘が15歳ぐらいの時に不安障害を発症してそれから心療内科に通っていると聞きました。

私は会っていない時期でしたが、心療内科に通っていると聞いて過去にうつ病にもなりましたし、出産で発病し、離婚したことで遺伝をしたのかなと思い悩みました。

ですが先ほどの樺沢先生の話を聞いているととても腑に落ちました。

娘は15歳でそれまでパパとおじいちゃんとおばあちゃんと暮らしていましたが、高校進学とともに、通学のこともあり、祖父母とと三人で暮らすようになりました。

大学には電車通学でしたが電車の中で倒れないか?車を運転中に倒れないか?という不安が大きく通えなかった時期もありました。

おじいちゃんがすぐに怒鳴るので、おじいちゃんの顔を伺っての生活が続いていたそうです。その時におばあちゃんは言ってもわからない人だと諦めており言い返したりもしない状況でした。

娘は友達とたまには遊びに行っていましたが、休日でも部屋に引きこもりがちでした。

結婚というのもおじいちゃんとおばあちゃんの様子を見ていて「結婚しても幸せじゃない」と、私に話していました。

私は 再婚をしてとても幸せな家庭を築けていたので「 それは○○ちゃんが、理想としている家庭を作っていけばおじいちゃんおばあちゃんのようになるとは限らないよ」と話しました。

大学を卒業して幼稚園の先生をしていますが、就職してからも数ヶ月は幼稚園に通えない時期もありました。

玄関で靴を履くけどそこからがどうしても行けないという状態でした。

無理に行かせることもできないので、休んだらいいよと祖母は、とても苦労して育ててくれました。 

その娘は今はとても元気なんですよ。幼馴染と結婚をしたことで環境が変わりました。

わたしたちから見ていると、娘には家事との両立は無理だろうと思っていました。

それが、仕事と家事の両立をしています。前よりも元気なんですよね。

娘が話を聞くと、 今は私が買い物に行かないと誰も運んでは来てくれないし、やるしかないからということでした。私は忙しいほうが元気(やることがあるほうが元気)ということが分かったと話しています。

おじいちゃんおばあちゃんが孫なのですごく愛情も物も与えてくれましたし、 十分な教育も受けさせてくれました。

それが逆に、 自分で何かを決めるということができない子になっていました。

周りに意見を求めて、自分では決められないのでアドバイスされた通りの道に進むということを今まではしてきていました。

でも結婚するとなると挙式もそうですが、 自分たちで決めなければいけないことがたくさんあり、それをやっていくうちに自信にも繋がったんだと思います。

今は子供も欲しいから、 お金を貯めなきゃいけないから幼稚園の仕事の時間を増やすとか、給料UPのための勉強をしたり、前では考えられなかったような娘の成長が次々とあって私も驚いています。

私が「 家事と仕事大変だよね、しんどいよね、よく頑張ってるね」と話すと、「家事が大変というよりも、 おじいちゃんの機嫌を取らなくてもいいからすごく楽」と話すのです。

これはもう環境ですよね。

まとめ

精神的な強さは遺伝するのか? に対しての答えは殆ど関係ない。

「 レジリエンス」(対応能力)が大事です。

ストレスがかかった時にスルーできたり、 うまく交わしたりストレスを真に受けない( パンチを受けないイメージ)です。

避けたり回したりできる器用さの違いです。

結果として環境と自分次第だということですね^^

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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